私は昔から燻製が好きです。
就活の時にも履歴書の趣味欄に『燻製料理』と書くほど食べるのも作るのも好きでした。
その面接では変に弄られしかも落ちたのでそれ以降は書いていません。
今回新しく燻製器を買いました!
それがこちらのキャメロンズのミニスモーカー。
今回はこのキャメロンズのスモーカーを使ってみた感想です。
キャメロンズミニスモーカーについて
使用感レビュー:やっぱり大きいが…なんだかんだちょうどいい。
届いて一発目の感想は。
うーん、でかい。
というものでした。
どこがミニスモーカーやねんとツッコミつつ、でもサイズをキチンと確認しなかった自分が悪いと反省しつつ早速キャンプに連れていってみました。
使用した結果を結論からいいましょう。
自宅とグループキャンプなら使う。
でもソロキャンプには持っていきません。
正直なところ、これだけ大きいとちょっと1人で使うのは間違ってる。
みんで行くときにワイワイするために持っていくやつです。
セットは↑こんな感じです。上記に+でお試し用のスモークチップとかんたんレシピが付いています。
今回は3人のグループキャンプでしたので出陣。
燻製の仕上がりは抜群。味も抜群。
早速ちくわとたまごで試してみました。
弱火で20分ほど放置すると燻製色に鮮やかに染まってくれました。
燻製のでき自体は全く問題なし。めっちゃくちゃおいしいですやはり。
燻製たまごもちくわもスモーキィでフレーバァでスウィートな味わいで非常に満足でした。
ですが、一点だけ注意が必要です。
この燻製器では温燻ができず、熱燻しかできません。
熱燻と温燻と冷燻のちがい。ミニスモーカーは“熱燻”
燻製は大きく3つの種類に分けられます。
「冷燻」「温燻」「熱燻」の3つです。
それぞれ名前の通り燻製をする際の温度を表しております。
使用する素材や食べ方や保存期間により、向き不向きが変わってきます。
燻製は基本的には短時間かつ高温度で行えば行うほど
・ジューシーな味わいになる(具材に水気が多く残るため)
・保存性が低くなる(おなじく具材に水気が多く残るため)
になります。そして長時間で低温度で行えば行うほど
・カリカリになる(中の水分が抜けきるため)
・保存性が高くなる(おなじく中の水分が抜けきるため)
となります。
ですので、キャンプやバーベキューでできるのは基本的に短時間で比較的高温で行う『温燻』もしくは『熱燻』になるんですね。
作ったその日に食べることができますし、しかも失敗も少ないです。
スモークウッドを使うのが、温燻
一番ポピュラーな燻製が『温燻』です。
およそ50〜80℃の温度でゆっくり時間をかけて燻していきます。この温燻で使用するのがスモークウッド。
こちらは粉々になった木をギュッと固めたウッドブロックになっています。
ライターなどで火を付けるとろうそくのようにゆっくりと煙を出しながら燃えていきます。
このブロックを使ってじっくりいぶしていくので燻製が出来上がるまでの時間は少なくとも1時間以上かかります。
スモークチップを使うのが、熱燻。
続きまして熱燻。熱燻は文字通り温燻よりアツイ!です。
温燻よりも高い80〜120℃で一気にいぶしていきます。
当然短時間になります。
早いもので20分程度から。
食材の水分や油が抜けきらないので燻製特有のカリッカリ感は温燻に比べて少なく、とてもジューシーです。
この熱燻で使用するのがスモークチップ。
こちらのチップを調理器具の底に敷き、シングルバーナーなどで火をかけていきます。
ただこの熱燻は若干失敗しやすいです。
なぜならウッドブロックに比べてこのチップは非常にコゲやすいのです。
強火で火にかけているとすぐに燃えカスだけになってしまいます。
結果、香りを付けるつもりがコゲ臭い匂いを染み付かせる事になってしまいます。
以上が温燻と熱燻の違いです。
まとめると『温燻は』燻製ブロックに火を付けてゆっくり燃やしていくのに対し、『熱燻』は燻製チップに火をかけながら高温で煙を出していくのです。
そのため、今回のキャメロンズでは基本的には設計上、バーナーを使う『熱燻』向けの仕様になっております。
まとめ:熱燻をするなら超便利な燻製器です。
熱燻しかできないとはいえ、この丁度いいサイズ感で、この価格の燻製機はないんですよね。
スノーピークは高すぎるし、他はサイズが大きすぎたりするし。
かさばりに関しては、中に収納ができるので、そこまで気になりません。
ソロキャンプだと持っていかないですが、バーベキューやグループキャンプにはおすすめできます。
キャンプやバーベキューでこれを出すときのヒーロー感…なかなか良いです。
ほなまた。
ちなみに学生時代は上記の“いぶしどころ”というやすぃスモーカーを使っていました。
アルミ製でパタパタと折りたたみができるやつ。
ホームセンターなどでも比較的みますね。
長らくの間愛用しておりましたが、折りたたみできるとは言え、縦のでかい存在感はそのままですので持ち運びには割と邪魔でした。
キャンプに燻製、最高の組み合わせですので、ぜひ。