買ったものの一回も使わずに2年くらいたったハイランダーのチャコールスターター(ほっておくと勝手に炭に火がつく便利アイテム)。
ついに登板の日の目を見ました。
ですが、結論から言いますと、たしかに便利なんだけど次も持っていくかと言われると疑問ではあります。
まあ火を付けるのなんてバーナーあればあっとういうまだからね。
ハイランダー チャコールスターター
チャコールスターターとは?
チャコール=木炭。
スターター:勢いづけるもの。
つまりチャコールスターターというのは木炭をすばやく簡単にいこらせるキャンプギアです。
だいたいのグッズでは筒状で、底がスケスケになっていています。
しくみとしては、火が底から上部へと吹き上がる煙突効果の構造(後述)を利用してます。
これがあれば新聞やうちわでパタパタするそんな作業からオサラバ!というスーパーアイテムです。
確かに便利ィ。
ハイランダー チャコールスターターの使い方
まずパタパタと開きます。
そして炭を置くために網をセッティング(たぶん開いたらガチャコンと勝手にセッティングされます)内側に網がくっついているのでカンタンです。
一番底に着火剤を仕込んだあと上に炭を詰め込んで行きます。
普段は使いづらい大きい塊の炭や備長炭もおkです。
燃えます。
なおきつく詰め込み過ぎると気流がうまく流れず、着火剤を使っても火が消えてしまうのでお気をつけください。
ある程度つめこんだら、底に仕込んでおいた着火剤に火を付けます。
着火剤がなければ横にある丸っこい穴からバーナーを1〜2分ブッパなすのもありです。
ある程度勢いづいてきたら後は放置。
勝手に上昇気流が発生し、炭サイドが空気(酸素)を取り込んでグングン燃え上がってくれます。
そこそこ炭がいこってきたらグリルに移動させましょう。
煙突効果とは
先程も申し上げましたが、このチャコスタは煙突効果を利用しています。
超簡単にいうと煙突っぽい構造にするとよく燃えるよという効果です。
煙突の中に外気よりアチアチの空気があると、アチアチの空気はヒエヒエの空気より密度が低いので、煙突内の空気に浮力が生じます。
その結果、煙突下部の空気取り入れ口から外部のヒエヒエの空気を煙突にバンバン引き入れてくれます。
つまりこの暖められた空気は上昇すると言うしくみを利用して火を燃やすと、アチアチの空気が上から出ていく代わりに下から新鮮な空気が入り込んで火がバンバン大きくなるのです。
そう!
炭の着火の際もこの煙突効果と同じような状況を作れば、放っておくだけで簡単に火がつくっちゅうわけです。
チャコールスターターのメリットデメリット
メリットはなにより楽な事です。
特に『いっつも火を起こすのに時間かかるんすよね〜』という方は放置しておけば火がいこりだすので失敗しらずマンになれます。
初心者でも簡単に火起こしできるのがメリットです。
さらにもう一つのメリットはマルチタスクができる事です。
火おこしにつきっきりにならずに火を起こしている間に調理準備ができます。
他の作業をしながら待っているだけで、放置していても自然に火起こしができるので、とても優秀なアイテムです。
また、炭の追加もらくらく。
炭を追加するときも脇に置いておいたチャコスタで火をつけてから投入すれば火力そのまま。
まるで焼肉屋みたい!
デメリットはそこそこ重いこと。
特にハイランダーはステンレスなのでまあまあの重量感があります。
結論:買ったら便利だけどなくても大丈夫。
正直に言うと、次使うかと言われるとだいぶと迷います。
特にある程度火起こしに慣れてきたら無くても普通に火を起こせるしな…という考えに至ります。
しかももう少し軽いならまだしも、ズシリとくる重さと存在感。
ですが、壊れることはなさそうです。がっちりしています。
持ち歩かずに自宅でバーベキューする方にはかなりオススメかもしれません。
チャコスタを買うか迷っている方は実際の店舗に行き、重さ、サイズを持ち運びの想定をして試したほうが良いかと思います。
私が買い直すとすればもう少し軽いのを買うでしょうね。
例えばユニフレームならこれすかね。
サイズ、重さともにハイランダーよりもだいぶ優秀です。
まあそのぶん価格はハイなんだー。
そしてキャプテンスタッグのチャコスタ。
ペラペラの鉄製で非常に軽い。
実際の店舗で持ってみると体感ハイランダーの二分の一です。
またキャプテンスタッグはガスコンロに直で置けるパンタイプの火起こしも出しています。
こうなってくるといよいよ焼肉屋ですね。
上記を踏まえますと、キャンプにチャコスタ持っていきたいよ、でもライトパッカー派だよ、という方であればユニフレームのほうがおススメかなという感じです。
自宅で使う方であればハイランダーでも全く問題なしです。
ご参考になれば幸いです。