今回はとにかく・かんたんに・シンプルに火起こしをする方法を紹介します。
キャンプの機会やバーベキューの機会に必須の
普段火起こしをしない方のために、慣れない着火をサッとできる方法を解説します。
は必見です。
事前に調べている方向けと、まさにいま火起こし中という方向けの2つに分けて解説します。
最強!キャンプの火起こし方法 〜事前準備中の方向け〜
最強の火起こしアイテムはガスバーナー
最初に言うと最強の火起こしはガスバーナーです。
雰囲気もなにもないですが、最強はとにかくガスバーナーです。
炭の特徴として、一点だけに火が付けば、あとは広がっていくという点があります。
そのため、一点集中で、炭に火を当てておけばどれだけ炭の状態が悪くても付きます。
その一点集中にうってつけなのがガスバーナーなのです。
ガスバーナーの火力は1700〜1800度!一般のライターの倍程度です。
ガスバーナーはそんなにしょっちゅうバーベキューしない方でもオススメ。
なぜならガスバーナーは着火剤を2回買うくらいの値段です。
ガスバーナーは1500円程度です。着火剤は500円〜800円くらい。
つまり二回バーベキューすれば元が取れる!
普段の料理にも使える。バーベキューに持っていったらヒーローになれる。場所も取らない。
最強の火起こしのお供です。
最強!キャンプの火起こし方法 〜ガスバーナーが無い方向け〜
炭を組む:風の通り道をつくる
ガスバーナーがない場合は、炭の組み方が大事です。
ガスバーナーがある場合も以下の通りにする事がおすすめです。
組み方の鉄板は『真ん中に火種を置き、その周りに炭を組む事』です。
とにかく風のとおり道を作って上げる事が大事です!
炭の組み方手順1:『井』の形に炭を組む
炭をキャンプファイヤーのように『井』の形に組んでいきます。
火が起こるために必要なものは酸素です。
なのでど真ん中に空気の通り道を作ってあげましょう。
このど真ん中に火を起こします。
炭は一点だけに火が付けば、あとは自動的に広がっていきます。
炭の組み方手順2:『井』の真ん中に燃えるものを入れる
続いて『井』の真ん中に燃えやすいものをいれます。
一番のオススメは割り箸。
バーベキューなら必ず買っているはず(そして余るはず)。
この割り箸を数本へし折り、真ん中に投入します。
着火剤ももちろん燃えますが割り箸も相当燃えます。
もちろんシンプルに着火剤でもOKです
もし周辺に枯れ枝が落ちていればそちらを活用しましょう。
枝を使う際は、必ず落ちている枝を使用するようにしてください!生きている枝を折るというモラル違反はもちろんですが、生木は水分を含んでいるので燃えづらいです。
炭の組み方手順3:『井』の真ん中にチャッカマン(ガスバーナー)で一気に着火する
以上の準備ができたら火をつけていきます。
『井』の真ん中に刺さっている割り箸ゾーンに向かって火をぶっ放します。
割り箸の着火力は半端ないので、すぐに火がつきます
そしてそこそこ大きく燃え上がります。
ここでバーナーがあればとても楽です。炭に集中砲火でOK。割り箸にも勝手に火がつきます
火がついたら、定期的に燃料(割り箸)を投入。
一定以上の時間、一定の同じ場所で炎を起こし続けるのが大事です。
このとき、先程組んだ『井』の筒の真ん中に上昇気流が発生しています。
下から空気を吸い込んでくれるので、酸素をぐんぐん吸収し、火が大きくなってくれます。
コツは弄くらない事。くずしたりせずほったらかせばよいのです。
炭の組み方手順4:炭に軽く火がついてきたら定期的に空気を送ってあげる
火が少しでも起きて来たら空気を送ってあげます。
ここでよく使われるのがうちわ。
ですが、火吹棒がオススメです。
うちわだと上昇する空気の流れを邪魔してしまいます。
100円ショップにも売っています!
火吹き棒は炭にピンポイントで空気をおくることができます。
割り箸エリアにプーッと吹いてあげましょう。
炭が赤くなるはずです。
なんか着火してる雰囲気もでるのでオススメです。
炭の組み方手順5:炭に触るのは、しっかり火がついてから
炭に火が回ってきて、炭が白くなってきたら広げて行きます。
炭が白くなってきたら熾火という状態です。温度しては、いちばん料理、バーベキューがしやすい状態となります。
炭はバーベキュー台の全体にまんべんなく広げるのではなく、片方に集中させましょう。
強火ゾーンと弱火ゾーンと保温ゾーンにするわけですね。
強火ゾーンにはさらに他の炭をうえに乗せていきます。
そこからは定期的に風を送って火力を煽っていきましょう。
十分に火が回ったら完成です!
あとは肉を焼いて食べるだけ!
炭の火起こしで失敗する方法
ここからは炭の火起こしで失敗する方法を紹介します。
失敗というか、あまりオススメできないと思う方法を紹介します。
注:あくまで実体験に基づく主観です。
新聞、ダンボールで火起こし
新聞とダンボールはたしかに燃えやすいです。
しかし、燃えやすいのですが、とにかく灰がでます。
風にまって飛び散るのであまりおすすめできません。
とはいえ西岡式着火法という素晴らしい新聞着火法もあります
チャコールスターター
放置するだけで着火してくれるバーベキューグッズ。
正直放置しておけば着火するので便利ではあります。
しかしわざわざバーベキューやキャンプに持っていく程か…というと微妙です。重い。嵩張る。
自宅でバンバンバーベキューするという方にはおすすめです。
チューブジェルタイプの着火剤
バーベキューでははしゃぐ輩が必ずいます(偏見)。
ジェルタイプの着火剤は燃焼中に継ぎ足すと危険です。
といっていてもやる奴がいます(偏見)。
非常に便利ですが、その意味であんまりオススメできません。
ポテチ、かっぱえびせん。
実はポテチやかっぱえびせんは良く燃えます。
確かに燃えますけど、普通に食べた方がうまい!
あたりまえですね。
まとめ:着火するならガスバーナーと炭の組み方で完璧
以上、炭の火起こしをまとめてみました。
最後に火起こしをあらためておさらいします。
炭への着火のコツは以下となります。
これだけ意識すれば火起こしもバッチリです。
一番はガスバーナーですが、炭の組み方を意識すれば火起こしも簡単です。
火を囲んでたのしいキャンプ、バーベキューをお楽しみください。
ではまた。