おばんです。あすキャンです。
先日アルネヤコブセンショップの店のお話(ハウスオブトビアス・ヤコブセンに行ってきた)をしましたが、過去にこんなところにも行きました。

なんて北欧カラー!なんてオシャレ!でもここは…岐阜!
(後ろの雑木林を除けば)日本っぽくない建物です。コンポジションカラーの魔法がかかっていますね。
ここはフィン・ユールという建築家・家具デザイナーの自宅、、、を完全に再現した建築物です。
本物はデンマークにあるそうですが、何故か日本にも完全再現した施設を作ってくれました。
フィンユール邸について
そもそもフィン・ユールとは?
デンマークが生んだ建築家でありデザイナー。アルネ・ヤコブセンやハンス・J・ウェグナーと並ぶデンマークのレジェンドです。
彫刻好きだったそうで、デザインする椅子もどこか彫刻的というか造形の曲線ぷりなどが一風変わっています。別名「家具の彫刻家」と呼ばれたほど。
なおデザイナーとしてスタートした当時、デンマークではフィンユールの斬新なデザインが酷評されていたそうです。かなしいなあ。代表作はなんといってもペリカンチェアです。非常にかわいいのでぐぐってください。
フィン・ユール邸のレプリカが日本に。
そんなフィンユール自身が「総合芸術作品」と絶賛する自宅「フィンユールハウス」。
なんと日本にもその自宅を再現したレプリカのハウスがあるのです!岐阜に!
なお完全予約制で、限られた季節(冬は積雪のため通行不可)にしか訪問できません。そんな家具マニア垂涎のスポットにしっかり5時間ドライブして向かいました!とっても遠かった!

早速中に入ります。するとナイスミドルが案内してくれました。ナイスミドルの雰囲気はシリコンバレーという海外ドラマに出てくるジャレッドに激似でした。


室内では名作家具、名作什器が説明受け放題の座り放題。家具好きにはもう最高の施設です。
案内の方からは内装の工夫や建築の視点からの説明も多く、はえ〜すっごい、あぁ〜いいっすね〜とひたすら思いながら案内されていきます。

◆とびらの枠が額縁のようにテーパーかかっています。これによりまるで絵画のように見えるわけです。

◆時間がゆったりと流れます。

◆なかまでしっかりみれるゾ
最後には邸内のリビングでコーヒーを出して頂き、まさに至れりつくせり。家具が好きな方、内装業やデザインを生業にされている方は一度訪問する価値ありです。
日本で本格的な北欧建築を体験できるんです。こんな施設まあ無いです。ぜひともです。
フィンユール邸を訪問した後は、近所にある柏木工のショールーム、飛騨木工のショールームを見学しました。
こちらも家具盛りだくさんなので是非。こちらは無料ですしふらっと行っても楽しめます。
フィンユール、柏木工、飛騨木工と家具にまみれ尽くした後は同じく岐阜のキャンプ場へ向かいました。でもその話はまた。ほなまた。
★フィンユール邸
開館時間:午前10時~12時/午後13時~15時
入館料:おひとり様3,000円(協賛金) ※当日限り
ご入館の際は事前のご予約をお願いいたします。
【TEL 0577-34-6395(株式会社キタニ)】
※HPより引用 (https://finn-juhl-house-takayama.org/main/visit/index.html)
★フィン・ユール
FINN JUHL フィン・ユール(1912-1989)
デンマークが生んだ建築家でありデザイナー。アルネ・ヤコブセンやハンス・J・ウェグナーと並ぶデンマークの伝説的人物。
彫刻好きだったそうで、デザインする椅子もどこか彫刻的であり、別名「家具の彫刻家」と呼ばれたほど。代表作はペリカンチェア。